ネコホーダイについて

2022年12月25日

ネコホーダイというサービスが炎上している

今までねこを飼うことが困難だった人が

飼いやすくなるサービスだ

これが今大炎上に及んでいる

私はこの件について複雑な気持ちである

これはサービス提供者、お客さん、猫

この3者に新しい関係を構築することが

良い影響なのかそれとも悪い影響なのか

いずれにしても、新しい形になることは間違いない

またこのようなサービスが出ることは

比較的当然とも考える

なんでかというと

社会はもっと手軽に

もっと簡単に

面倒くさくなく

いつでもやめられる

そんなインスタントな関係が

社会の価値観としてあるからである

友人関係がいい例です

まず携帯電話(スマホ)が普及する前は

会う以外で友人と繋がる方法がありませんでした

(文通などの交流手段はありましたがメジャーなものではありません)

メールもない、電話も家の電話のみ

LINEもSNSもない

人と交流するにはほとんど会うしかない社会で人と会うとき

以前、携帯電話が発達する前は

友達の家に電話して、何時にどこどこ集合ねと言う

もしくは明日の朝10時に新宿集合ねと

時間と場所を決めて会う

ということをしていました

今でもこのやり方がないわけではないですが

メールやLINEなどのツールが増えたことで

会って話すこととメール、ラインで話す内容を分ける

むしろできるだけLINEやメールで済むようにする

次第にLINEやメールが人との連絡手段で主となり

会って会話をするということが面倒に感じる

会って会話をするからにはLINEやメールではできない

もしくは、商談のような利益になるものじゃないと

釣り合わないようになってきている

携帯電話(スマホ)が普及前と後で

対人関係における、連絡(コミュニケーションの)手段の変化がおき

以前に比べるとインスタントな関係に変化したと言える

言い換えると連絡コミュニケーションの手段において

会うということは時代遅れなのである。

会うということは今の時代にとって

面倒なことであり会うからにはリスクを取る

つまりかけた時間と労力以上のものが見込めない場合は

会うことを考えもしないのである

これが猫にも言える

ネコを飼うということはたくさんのリスクを取ることが必要である

それで失敗するのはインスタント時代を生きる人にとっては恐怖なのである

ペットショップに行ってかわいい猫を見て買おうとしても

その恐怖が先に立ちそのリスクをとってまで飼うのはちょっと、、、

もしその猫がいる生活が合わなかったらと

だからと言って猫カフェに行くのは違う

猫に会うことが大切なのではなくて

猫と一緒に生活をするということが大切なのである

どうにかしてリスクがなく

猫と一緒の生活をしてみたいという人は

一定数いると思うのでこのサービスは需要が見込める

ただこれに反論もわかる

多くの人は猫をサブスクにするなんて

猫をもの扱い

断固反対

確かに人間が猫とこのような関わり方をシステム的に作ることで

猫を大切にしないのではないかということ

人は高度経済成長にて大量生産、大量消費した

社会は新しい物に溢れる場面とゴミで溢れかえる場面の

二面性を持っている

そのようなゴミで溢れかえる場面を見ている人になって

それが物ではなく猫がそのような状況になってしまうのは

心が本当に苦しいし

そんなことを認めてはいけない

人間の都合でそのような猫を出してはいけない

なので断固反対なのだ

そしてこの猫を大切に思う人は

猫を飼っている人が多いように思う

そもそも猫を飼いたいけれど、手軽に始めたいという初心者マインドを持たないひとは

自分と相性のいい猫もわかるし、トラブルにも対処できる能力もあるので

このサービスについてノータイムで断固反対!!だと思います。

なので

サービスを利用したいという猫初心者と

ノータイム断固反対な猫上級者では

捉え方が違う

飼い主が大切にしないのではないか?という懸念は

評価経済における今の社会では

飼い主がどのような対応をしているか

このサービスを入れることが大事になってくる

というかおそらくこれは導入せざるを得ない

デジタルのサブスクでは提供し続けることと

加入者を増やすことが提供者の課題になってくるが

ペットのような物質的な物を扱うサブスクの場合

いかにお客様から高い金を取れるかが特に鍵になってくる

優秀なマッサージ師や美容師が他のスタッフより高い指名料や

施術代が取れるように

猫ホーダイにおける猫も人気がある猫には高い金額を設定してくるようになる

高い猫と安い猫が出てくるようになりますが、できるだけこの

高い猫を用意しようとサービス提供者も必死になるはずですね。

逆に言えば安い猫にしないようにすることも併せてやりますが

お貸しした猫が帰ってきた時に可哀想な状態で帰ってくる

体調を悪くするかもしれないし、怪我をしてるかもしれないし

精神的に臆病になるかもしれない

ありとあらゆることが想定されますが、そのような方にお貸ししたくないのは当然と言えますね。

できるだけそういう人には貸さず大切にしてくれる人にお貸ししたい。そう考えると思います。

つまり猫に評価がつくように

我々人間にも評価がつきます。

その評価のもとに貸し借りが診断されます。

審査がないとHP上に記載されていますが、このサービスが長くなればなるほど

この会社独自の審査ができてくると思います。

不幸な猫ちゃんも最初のうちは出てくると思います。

そして、途中経過を報告するようなシステムも入れてくると思います。

結果的にお客は審査されていく未来が出来上がると思っています。

つまりお客は自分が買ってきた猫よりも自分の評価が大事という

不純な理由で猫を大事に育てるようになる

そういう意味では大切にされるような感じだと思います。

猫好きな人にとっては嫌な話ですね。

これは猫に限らず、色々なところで広げられている話ですので

止められはしないかもしれませんが、

猫のための大切な社会がつくられたらいいなと思いました。

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